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仲間内である日こういう話が出た。
「自分がどうにかなった時って、ユーザID・パスワードどうする?」
結局どうにかなったことを証明できれば家族でも手続き出来る場合はあるのだろうが、簡単ではなさそう。パソコンのログインパスワードぐらいは事前に引き継いでおかなければスムーズにはいかない。
「自分がどうにかなった時に、自動的にメールが引き継ぐ相手に届くとか?」
いやいや、それリスク高いっしょ。どうにかなった時の判定とメール本文に平文でパスワード書くのとか。相手にもプレッシャーかかるし。(それ考えるとAppleWatchの緊急連絡って思い切った仕組みだな。)
「何かいいアプリとかないのかね。」
それを聞いて、引き継ぎたいアカウントだけを特定の相手に開示できるFileMakerカスタムAppを作ったことがあった。しかし何かあった時にそのデータは相手が見れる状況にあるのか。スマホならロック解除できるのか。そもそも持ち主がどうにかなっている時にスマホは無事なのか。パソコンについても同様。
そして、色々と考えた結果、
- ID・パスワードのデータベースを持つ。
- データベースから引き継ぎたいID・パスワードだけを選択して、印刷して、他の重要書類と一緒にあるいは引き継ぎ相手がわかる場所に保管しておく。
データを更新した時に再印刷しないといけない手間はあるが、これが一番リスクが少ない。紙に印刷なんて、そんな面倒臭いことをしなくても、パソコンのパスワードだけ教えればいいのでは?という話もあるが、あなたはどうしたいだろう。必要なアカウントだけ引き継ぐ方法と、パソコンの中身全部引き継ぐ方法と。
Hypermemoでアカウント情報を印刷する
Hypermemoでサイトのアカウント情報を1サイト1メモとして保存しておく。Hypermemoで保存するメリットは、メモに任意のタグをつけて検索&印刷できるところ。残念ながら保存したIDパスワードで自動的にログインできる機能はないが、動画でわかるようにボタン操作でログインのテストは可能となっている。
Hypermemo・FileMakerカスタムAppを利用する上での注意事項。
インターネットサイトの認証に必要なユーザID、パスワード、メールアドレスを記録しておけます。パスワードは表示上マスクしていますが、平文で保存するので取り扱いに注意してください。
Hypermemoに登録されたユーザID、パスワード、メールアドレスは、印刷の際に出力することが可能です。これは、自分が管理している認証情報を誰かに引き継ぐことを目的とした機能ですが、反面、管理を怠ると情報漏えいにつながりますので、仕組みを理解し、自己責任を承知した上でご利用ください。
HypermemoはFileMakerの標準機能であるアカウント認証の仕組み(セキュリティ管理)を使っていません。データベースに対する暗号化もしていないので、パスワードも通常のメモと同じ取り扱いであることに注意してください。Hypermemoを他人がアクセス可能である場合、保存しているユーザID・パスワードも他人がアクセス可能な状態となります。
本サンプルを使って重要な情報を管理する場合は、各自でカスタマイズし、完全アクセス可能なアカウントへのパスワード設定、ユーザアカウントの追加、データベースの暗号化などといったセキュリティ対策をしてからご利用ください。
以上