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前回編集していた時のカーソル位置を復元する

前置き

編集ボックスは、カーソル位置を記憶しません。短い文だと特に気にならないのですが、長い文章を何度も編集するような場合は、いちいち前回編集していた箇所を探さないといけないのでストレスが溜まります。(溜まりませんか?)

 そんな自分の不満を解消すべく、カーソル位置を記憶・復元させることにしました。

 まずは、通常の編集ボックスの動きです。Claris社のサンプル『イベント管理』を使います。

標準の編集ボックスの動き

1.編集中のカーソル位置が下の図の矢印のところにあるとします。
2.フォーカスを外して他の作業をしてみます。カーソルが編集ボックスから外れ、先頭行が見えています。
3.再び編集ボックスに入ると、カーソルは最後尾に置かれてしまいます。
これではダメですね。いちいちスクロールしてさっきまで編集していた箇所を探し当てなければならない。

では、カスタマイズしたHypermemoの動きを紹介します。

Hypermemoの編集ボックスでの動き

1.編集中のカーソル位置が下の図の矢印のところにあるとします。
2.フォーカスを外して他の作業をしてみます。カーソルが編集ボックスから外れ、先頭行が見えています。
3.再び編集ボックスに入ると、カーソルは最後尾ではなく、前回の編集中の位置に置かれています。
 

スクリプトトリガーの設定

1.編集ボックスからフォーカスを外す時(OnObjectExit)
  →スクリプト『本文編集から出る時の処理』
2.編集ボックスにフォーカスがあたった時(OnObjectEnter)
   →スクリプト『本文編集に入った時の処理』

スクリプトの設定

1.スクリプト『本文編集から出る時の処理』
→関係するサブスクリプトは、『カーソル位置の退避』。
2.スクリプト『本文編集に入った時の処理』
 →関係するスクリプトは、『カーソル位置復元』。



以上です。